【ORAS】サイクル構築のおすすめポケモンと組み方【シングル】
こんにちは。時間があったのでなんとなく書くことにしました。
シングルにおいて、対面構築、積みサイクル、バトンパ、受けループ、ハメパなどパーティの種類はたくさんあります。その中でも私はシングルレートでは基本的にはサイクルPTか対面構築を使用しています。今回は、主に「シングルにおけるサイクルPTにはどんなポケモンを使えばいいか」を書こうと思います。サイクルPTの組み方については、それを組む際の基本的かつ最も重要なポイントは他の種類のPT同様、実際のバトルを想定し相性補完を良くすることに尽きるので、ここでは組み方については後半で別のポイントに触れるくらいとなっています。
※(おすすめポケモンだけ見たい方は下の方までスクロールしてください。)
(注)基本的なことを書いてますので、最近ポケモンを始めた人、今までサイクルPTを使ったことがない人向けです。
サイクルPTとは何かと言うと、サイクルを回すことを重視したパーティで、相手に有利なポケモンを受け出し、相手が交代するであろう交代先に負担をかけて相手とのサイクル戦で優位に立とうというパーティです。役割論理のヤーティはこれにほぼ特化していると言えます。
それでは本題へ移ろうと思います。
★サイクルPTに組み込むポケモンの条件
サイクルPTに入れるポケモンを決めるときは基本的に以下の3(4)点を満たしているかどうかを判断材料にします。
①タイプ、特性(威嚇含む)、数値(チョッキ含む)のいずれかで受け出し可能な耐久を持っていること。
②AやCの種族値、使用する技で交代先に少なからず負担をかけられること。
③環境にいる様々なポケモンに対応できる汎用性を持っていること。
(④回復手段を持っていること。)
これらを満たすポケモンがサイクル戦にとても強いと言えます。
③に関してはどんなパーティでも共通なので言うまでもないと思います。
①に関して、サイクルPTは交代をたくさんするので受け出ししやすいポケモンである必要があります。受け出しする耐久がなければ何もできずにそのまま倒されてしまうことがほとんどです。
悪い例としてはゲッコウガ、マニューラなどがあげられます。彼らは高い素早さと火力を持っているため上からの制圧力はかなりあります。しかしサイクルを回すとなるとどうでしょう。ゲッコウガもマニューラもBD種族値が低いので半減技でもごっそりHPが削られてしまいます。マニューラに至っては耐性がよくないので半減で受け出しできる場合が限られてしまいます。そのようなポケモンはサイクル戦になると不利になるのでサイクル重視PTには採用するべきではありません。
②に関して、これは非常に重要なことで、仮に受け出しがうまくいき相手のポケモンを交代させることが出来たとしても、そこで相手が出してくるこちらに有利を取ってくる交代先のポケモンに負担がかけられなければ、こちらもそのあと交代をしなくてはならないのでこちらの後続に負担がかかっていしまい、ダメージレースに負け、試合の負けにつながってしまいます。
悪い例としてはクレセリアです。クレセリアは圧倒的物理耐久に加え並以上の特殊耐久を併せ持つ受けポケモンの代表格ですが、Cの種族値が75しかなくサイコキネシス、冷凍ビームなどを撃ってもクレセリアによく後出しされるナットレイ、ギルガルド、ヒードラン、メガギャラ、メガバンギには全くと言っていいほど負担がかかりません。さらにそこから起点にされ3タテされる負け筋を自ら作ってしまいます。また彼らは身代わりをもっていたり、鋼タイプを持っていたりすることが多いので、電磁波、どくどくなどの補助技をクレセリアに持たせてもあまり機能しません。
④は、ほぼ完全に受けを任せるポケモンに関する項目です。しかし回復技を持たなくても受けポケモンになりうるポケモンも結構いるので()でくくりました(ギャラドスなど)。もちろんあるに越したことはありません。
これらの条件からサイクルPTにふさわしいのは高耐久中火力あるいは中耐久高火力のポケモンであることがわかると思います(優秀な耐性による受け出し性能は長生きにつながるため、数値だけが耐久のすべてではない)。どのポケモンが高耐久中火力でどのポケモンが中耐久高火力なんだよわからん、と思うかもしれませんがそれは実戦経験に頼る部分があります。もしくはダメージ計算をすれば、こいつ耐久高いなとかいうのがわかるかと思います。
あれ?高耐久高火力ポケモンは?もちろん高耐久高火力ポケモンはいることにはいますが、そのようなポケモンは素早さが遅いので上から縛られやすく、行動回数が保証されにくいため、実質的に中耐久と考えてよいでしょう。
※パーティを組む際のポイント
サイクルPTにふさわしいのは高耐久中火力か中耐久高火力のポケモンだと述べましたが、パーティを組む際、6匹全部や5匹を高耐久中火力あるいは中耐久高火力のポケモンにしてPTを組んでしまうと、前者は耐久が高いためサイクル自体は回しやすくなりますがパーティ単位で相手への負担が少な目であるゆえにダメージレースに負け押し切られる、後者は高火力なためダメージレースに勝ちやすく相手のサイクルを素早く崩しやすくなるが高耐久ではないためよほど長期戦になると厳しい状況になってくるという事態が起こってきます。なので高耐久中火力のポケモン(ナットレイなど)と中耐久高火力のポケモン(ラティオスなど)をバランスよくパーティに入れることが重要です。
さてここまでサイクルPTのポケモンの条件と構築時のポイントを述べました。じゃあ実際何使えばいいんだよってことですよね。ということでいくつか例を挙げます。
★サイクルPTに向いているポケモンの例
ゲンガー(浮遊→影ふみ)
Hに振ることで様々な技を絶妙に耐える耐久を得る。タイプも優秀で格闘ノーマル無効、メガ進化していない時は特性により地面無効と、無効タイプが多く受け出ししやすい。またメジャーなタイプであるフェアリーを半減にすることが出来る。鬼火で実質的に物理耐久を二倍にすることが可能。
Cの種族値はメガ進化前130、進化後170と非常に高く、確実に相手に負担をかけることが出来る。
またメガ進化後の特性影ふみはサイクル戦になった時に相手のサイクルをカットでき、こちらは有利対面を作れるので非常に優秀。
ナットレイ(鉄の棘)
耐性が非常に優秀で、耐久値も高い。A種族値も低くはなく、ヤドリギの種で交代先に負担をかけることが出来る。ヤドリギはナットレイが交代しても後続が回復できるのでサイクル戦では非常に有用。
特性はサメ肌と同じ効果で接触技を撃ってきた相手に最大HPの1/8の定数ダメージを与えるので受けだすだけで負担をかけられる。ゴツゴツメットを持たせれば回復手段はヤドリギに限定されるがより物理ポケモンに対して削り性能が上がる。
サンダー(プレッシャー)
耐久値は決して高いとは言えないが、耐性が優秀。回復技に羽休めがあるので先攻で羽休めをした時に弱点が大きくかわり、相手を攪乱できる。
電気+炎という技範囲が優秀で、C種族値が125と高いため、サンダーを起点にできるポケモンはごくわずかに限られる。
またボルトチェンジを採用することで有利対面を維持しやすくなる。
特性プレッシャーにより長期戦に有利。どくどくと羽休めで相手の耐久ポケモンに粘ることも可能。
ブログ内での紹介は三匹にしておきます。文章での紹介は三匹だけですが、これだけだとさびしいのでサイクルPTにおすすめのポケモンをランク形式で紹介します。(ランクは客観的にしたつもりですが、主観も入っているかと思います。)
★サイクルPTにおすすめのポケモン
★S+
★S
★A
★B
サイクルPTを使ったことのない人はこの中から使ってみるのをお勧めします。あげればまだまだ優秀なポケモンはたくさんいますが、とりあえずということで!おすすめに準伝説が結構いるように見えますが、ORASになって新しくポケモンを始めた人も準伝説を入手できるので厳選は大変ですが是非使ってみてください。
ここまで読んでいただきありがとうございました。サイクルPTを組んでみたいという方の参考になれば幸いです。